(2025年5月27日)研究レビュー新規届出事例

「かつお」機能性表示食品として日本初!生鮮・加工の“ダブル届出”に成功

2025年5月27日、機能性表示食品制度の届出データベースにおいて、**株式会社ショクリュー(大阪府)**が届出した2品目が受理されました。
本件は、かつおを用いた機能性表示食品として日本初の事例であり、エフエスラボ株式会社の「一貫届出サポート」によりPRISMA2020準拠の研究レビュー(SR)をベースに申請されたものです。

また、生鮮食品と加工食品の両形態で同一関与成分を用いた**“ダブル届出”**という点でも注目される取り組みです。


◆ 届出概要(2025年5月27日付 受理)

①「おいしく+楽しく=健康に!」お刺身用かつお

  • 届出番号:J1370
  • 食品種別:生鮮食品
  • 関与成分:DHA・EPA、アンセリン、イミダゾールジペプチド
  • 機能性表示
     DHA・EPAには中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。
     アンセリンには尿酸値が高めの方の尿酸値上昇を抑制する機能があることが報告されています。
     イミダゾールジペプチドには日常生活で生じる身体的疲労感を軽減する機能があることが報告されています。

②「おいしく+楽しく=健康に!」かつおたたき

  • 届出番号:J1371
  • 食品種別:加工食品(冷凍水産加工品)
  • 関与成分:DHA・EPA、アンセリン、イミダゾールジペプチド
  • 機能性表示:上記と同様。

◆ 注目ポイント

  • “かつお”由来の機能性表示食品、日本初!
     本届出は、「かつお」という国民的食材を、科学的エビデンスに基づいて機能性表示食品として届け出た初の事例です。水産業界における革新的な取り組みとして、今後の参考モデルとなる可能性を秘めています。
  • 多機能成分の複合訴求
     DHA・EPAによる脂質対策、アンセリンによる尿酸対策、イミダゾールジペプチドによる疲労対策を組み合わせたトリプル機能型の届出構成。エビデンスの重層化と表示文言の整合性が高く評価されています。
  • 生鮮・加工の並行戦略による販路最適化
     鮮魚売場向けの「お刺身用かつお」と、量販・冷凍食品流通向けの「かつおたたき」を同時に展開することで、販路別マーケティング戦略を支える体制が整っています。

◆ エフエスラボの役割と支援内容

エフエスラボ株式会社は、本プロジェクトにおいて以下の支援を実施:

  • 3成分対応の研究レビュー(PRISMA2020仕様)の設計と実施
  • 成分分析バリデーション(原料のばらつき管理含む)
  • 機能性表示文言の整理と届出様式作成
  • 生鮮・加工別の表示見本整備とGMP相当要件支援

◆ 今後の展望

日本人にとってなじみ深い“かつお”が、機能性食品としての価値を持って市場に登場した意義は大きく、今後の水産食品全体の可能性を広げる一手となります。

エフエスラボでは、今後もこうした地域・伝統食品の機能性可視化を支援し、科学と食文化の架け橋となる取り組みを推進してまいります。


※届出番号:J1370/J1371(2025年5月27日公開情報に基づく)
※機能性表示の内容は、消費者庁の届出情報をもとに記載しています。

本件のお問合せについてはコチラをクリック

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